FRICK ART & HISTORICAL CENTER

昨日、ピッツバーグ郊外にあるFRICK ART & HISTORICAL CENTERに行ってきました。Vacationを終えた夫のボスに誘っていただいての訪問です。

ニューヨークのフリック・コレクションで有名なフリック氏(Henry Clay Frick)はもともとピッツバーグの鉄鋼業繁栄の中心人物でした。ニューヨークに移り住む前のピッツバーグの煌びやかな自宅と彼のコレクション、さらに、娘さんのヘレン(Helen Clay Frick)が集めたこれまたすごいコレクションを含めてミュージアムとして一般公開しているものです。
FRICK ART & HISTORICAL CENTERには、フリック氏の自宅、広い庭、美術館、馬車とクラッシックカーのミュージアム、温室(植物園)、レストラン、子どもたちのプレイハウス(今はビジターセンターとショップになっている)があります。


フリック氏の自宅の中はガイド付きで見ることができます(館内は写真撮影禁止)。約1時間かけて案内してもらいました。今回、事前に日本語でフリック氏に関することを情報収集していたので、ガイドさんの英語の説明もそれなりに理解できて面白かったです。男性のガイドさんでしたがとても聞き取りやすい英語で助かりました!

で、フリック氏の自宅ですがとにかく大富豪がこだわって住んでいた家ですから豪華絢爛というのがぴったりです。特ににゲストルームがすごかった。調度品ももちろんですが、壁や天井の装飾もすごい!ヨーロッパの美術や装飾品に興味のある方はそれはそれは面白いところだと思います。それでも話によればニューヨークのフリック・コレクションの方が何倍もすごいと聞きます。このピッツバーグミュージアムとニューヨークのとでは少し趣が違うようですが、こうなったらやっぱりニューヨークにも行ってみたいな〜と思います。
自宅の鑑賞後、ボスが予約をしてくれていたカフェでランチをいただきました。庭に面したお店の外の席で、アメリカにしてはめずらしくボリューム、味ともに上品なランチでした。満足!

午後からは美術館を見学。これまたすごいところでした。ここには、フリック氏のコレクションだけでなく、娘さんのHelenさんのコレクションもあり作者不明ながら1300年代(すごいです!)のすばらしい作品がいくつもありました。残念ながら絵画の知識や歴史にうとい私が説明できるのはここまで。いずれにしても見ている私が高貴な気分になれる非日常でございました。

ところで、豪華さに圧倒されるFRICK ART & HISTORICAL CENTERですが、フリック氏の実業家としての歩みには労働者との間で起こった悲劇などもあり、そのことも知った上でこの大富豪の豪華絢爛な生活を見ることも必要なのでしょう〜なんて、ちょっと考えてしまいました。ホントに勉強になります。
ちなみに、自宅内部の見学は有料です(大人一人$12)。駐車場やアートミュージアムさらにクラッシックカーと馬車のミュージアムなどは無料で見ることができます。自宅内部の見学とカフェでのランチは予約した方が良さそうです。

さて、さらにこの後、ピッツバーグ大学の聖堂とその周辺でのショッピングも楽しんだのですが、それについてはまた後日書きたいと思います。
多忙な中、まるまる一日私たちにお付き合いして下さったボスにあらためて感謝しています!
8月15日 pm11:46