珍道中 リスボンからブラガへ

旅の後半はポルトガル北部の街、ブラガで過ごすことになっていたので26日(日)に移動しました。まずはリスボンからポルトへ飛行機で移動し、ポルトからブラガまでは地下鉄と鉄道を乗り継いで行くという計画です。

ホテルを出発。リスボン空港までは荷物もあるのでタクシーです。さて、このタクシー、気づいたらちょっと違う方向へ走っていました。空港へ行っているのか？とたずねるとポルトガル語か英語か分からないような英語(どんなんや！)で『Airport quickly quickly』シュッーシュッーっとジェスチャー付きで説明します。ホンマか？って疑いたくなりますが仕方なし。確かに朝早くて交通量が少なく時速100kmを超えるスピード出してましたからquicklyなんですけどどう考えても遠回りでしょ…トホホです。
おまけに、リスボン空港はターミナルが2つあります。国内線がどっちのターミナルか把握していなかった私たちはポルトに行くのだと伝えたのでてっきりちゃんと送り届けてくれると思っていたら、国際線のターミナル1で降ろされました。あれだけ、ターミナル2？ターミナル2？と連呼し、確認していたのに降ろされたのがターミナル1だったなんて…理由が分かりません!!!結局、自分達でシャトルバスにのって移動したのでした(笑)
時間的にはかなり余裕があったのでターミナル内をうろうろ探索して、予定通りに飛行機に乗り込みポルトに到着したので、終わりよければ何とやら〜で、良しとするのですが、観光都市ならではのカラクリにはめられた気がします。

さて、次にポルトからブラガへの移動は地下鉄と鉄道を利用しました。まずポルト空港のインフォメーションでポルトとブラガの地図を手に入れ地下鉄を探しました。が、ここでもまた地下鉄乗り場が分かりません!!!同じく地下鉄に乗る予定のドイツ人？ご夫妻と一緒にエレベーターで上に行ったり下に行ったり…結局、空港職員が乗ってきて案内してくれました。看板ひとつつければいいだけなのになぁ〜って思います。地下鉄なのに乗り場は地上でした…へぇ〜〜〜です。
そして、次は地下鉄の乗車券を購入です。が、これまたどう操作したらいいのか全く理解できません。最初に並んだ券売機は故障してたし…。どうりで職員がつきっきりな訳です。ちなみに乗車料金は€２でした。こうして何とか地下鉄に乗り込み、サン･ベント駅を目指しました。
地下鉄なので車窓からの風景は期待できないと思っていたのですが、これについては予想外に地上を走り、リスボンとはまた違った風景を楽しむことができました。途中で乗り換えて地下鉄の路線を変更するのも無事にでき、40分ほどかけてサン･ベント駅に到着です。乗り換え駅は市の中心地だったのでさすがに地下でした。


地上のサン･ベント駅、駅とは思えない重厚な外観と駅構内の壁一面のアズレージョも見事でした。

ポルトはポルトガル国名由来の地であり、世界遺産に登録されている歴史地区もあります。リスボンに次ぐ第2の都市だそうで、ポートワインでも有名です。通り過ぎるだけではもったいない街でしたが、サン･ベント駅から5分もあるけばリベルダーデ広場があり、列車の待ち時間にこの趣のある風景を見ることができてよかったと思います。


そして、ポルトの街並みに後ろ髪引かれる思いをしながらもブラガの街へ向かいました。

ポルトのサン･ベント駅からブラガへは列車で1時間10分。きっちり時刻どおりに運行されている列車に乗り、車窓からはブドウ畑やオリーブの木をたくさんみることができました。

きれいな車内は安心してのることができました。乗客とのおしゃべりが止まらない車掌さんが印象的でした(^^)

さて、こうしてようやく到着したブラガでは、タクシーで15分ほど郊外に走り、標高400mくらいの小高い山の上にある、聖地ボン･ジェズスという素敵なところに滞在したのです。
続きはまた次回。
10月2日　pm10:12