天井から水!? (その1)

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが…先月行ったポルトガルの旅、リスボンでの第1日目の夜の出来事。
昼間はいい天気だったけれど夜は結構冷え込んで寒い。暖房を入れようと思っても入らないし…お風呂にゆっくり浸かってリラックス、なんてしていたらすっかり遅くなってしまいました。そしてようやく寝ようか…と思ったと時、どこからか『ピチャ!ピチャ!』という音が聞こえてきました。何の音?と思って見回してみたら浴室の前の天井から水漏れしているのを発見!
時間は夜中の2時過ぎ。結構な勢いで水が落ちてきます。思わずビニール袋で受けました(@_@) 収まる気配がないので夫がフロントへ電話。『water?』と電話先で驚く声が聞こえます。(私:こっちの方が驚いてるんだから…)
で、ホテルマン2人(若者とおじさん)がやってきました。バスタオルとゴミ箱持って…。ゴミ箱の中にバスタオルをいれて落ちてくる水を受ける位置に置きました。説明によればエアコンの影響で上の階の部屋からとかではないとのこと。(私:さては時々あることか?落ちてくる水の量が増えてるし2箇所になったんだけど…)夫が落ちてくる水の量が増えてることを伝えると彼らも『分かってる』と。そしてもう一個追加でゴミ箱とバスタオルを若いホテルマンにとりに行かせるおじさんホテルマン。この状況におじさんホテルマンは一応、部屋を変わりますか?と私たちにお伺いをたててくれました。

このホテルで3泊する予定だったし、今日が初日なのを考えて私たちは『出来れば部屋を変えて欲しい』と申し出たのです。

が、しかし…!!!おじさんホテルマンの反応は、『今、夜中で他に移動できる同じクラスのお部屋がない。この部屋が一番いい部屋。そのうち水は止まると思う。このドア(玄関スペースと寝室との間のドア)を閉めておけば、水の落ちる音は聞こえない。朝になってやっぱり続くようならその時に相談しましょう』と。(私:それなら最初から部屋を変わる提案をしなきゃいいでしょ!ホントに水は止まるの?)
結局、選択の余地はなくおじさんホテルマンのいう通りにドアを閉めて寝ることになりました。(私:言われなくても寒いからドアは閉めたけどね!)確かに水の音はあまり気にならないのでした。長旅の疲れであっという間に眠りに落ちたのもありますが…。
さて朝になりました。まだ水漏れは続いてました。部屋をかわるしかないか…と思いながらも、とりあえず食事に行きました。そして戻ってきたら止まっていたのです。また夜になると水漏れするのかなぁ〜という不安はありつつ、一応水漏れが止まったので部屋を移動する気が無くなり、結局このまま3泊したのでした。ちなみにその後は水漏れしませんでした。そして暖房のきかない部屋にはオイルヒーターをお願いしました。

フロントを通るときに、お部屋は大丈夫か?と気にかけてくれた若いホテルマンとは対照的に、何も言わないおじさんホテルマン。忘れたとは言わせないよってちょっと意地悪な私。でも、古い建物をメンテナンスしながら、☆いくつとかランキングされるホテルは大変なのかも知れない…とちょっと思ったのであります。それにしても滞在中に天井裏をチェックした様子もなかったけれど本当に大丈夫なんだろうか、かび臭くなったりするんじゃないか…と余計な心配もしました。いやいや私達がいない間に天井裏に何か対策したのでしょうか?まあいいけど。

広くて素敵なお部屋だったのに水漏れだけが残念だったなぁ〜と思います。

10月18日 pm11:00